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irodas

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会社名
株式会社irodas
実施期間
2020年9月〜2020年11月
URL
https://recruit.irodas.com/

新しい採用ターゲットへの訴求力を高めた採用ブランドサイトの作成

株式会社irodasの代表の奈須様よりお声掛けいただき、新しい採用サイトを設計する目的で本プロジェクトはスタートしました。
irodas様は新卒学生向けのサロン事業と育成・人材紹介事業を運営されており、採用活動においても母集団形成は順調にされておられましたが、サービスの成長に伴い人材要件が徐々に高くなっており、既存チャネルでは求める人材要件の方の募集を獲得する難易度が高くなっておられました。
今回新しい切り口からブランド設計を行った採用サイトを制作することを通して、理想の人材への訴求力を高めることを狙いとし、本プロジェクトはスタートいたしました。
目標としていたスケジュールが短かったこともあり、ブランドコンセプトテキストとVI開発までで3週間のスプリントを設計して実施いたしました。

Process1. コアバリューについての探索

社員にとってのirodasの魅力を0から洗い出し

最初に行ったのは、現在行われている採用コミュニケーションから理想のコミュニケーションにシフトするために、「irodas社員のコアバリューとは?」というテーマについてのブレインストーミングを行いました。

これまで非言語的に捉えていた自社メンバーの魅力や強みを細かく時間を切り分けて洗い出していき、「性格・印象・行動・社会や学生への提供価値・アイデンティティ」というグルーピングにて、改めて自社メンバーとして招く際の要件についての解像度を上げていきました。

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その拡散と収束を重ね、irodasの求める人材像と、逆の観点から見たときの「現在社内にいるそういった理想のメンバーたちは、irodas社の持つ何がそうさせているのか」という要素の言語化を進めていき、そのirodas社のもつ内在化された価値をいかに採用コミュニケーション上の表層に、強みとして訴求することができるかの設計を進めました。

Process2.サービスメッセージの磨き込み

VISIONへの問い直しと、新しい意味付けの探索

irodasが「人」を介して、顧客、学生、そして社内メンバーに対してどのような介在価値を持っているかを言語化した後、次は採用コミュニケーション上で"背骨"となるような「最も強い価値観」「最も強い言葉」づくりを行いました。

・既存の価値観から新しい価値観にずらす「問い」or「メッセージ」
(= irodasが目を向けさせたい方向の価値観に気づかせる質問、メッセージ)
・新しい価値感の先にある、「我々が考えるあるべき姿」「あるべき提供価値」を表現する言葉
(= 「我々はこうだ」と強く示す、あり方や提供価値に関するコンセプト、メッセージ)

という2つの角度からメッセージの探索を行い、どういった語彙が"コミュニケーション上の背骨"になるかの発散と収束を重ねました。

そうして最終的に、もともとirodasがVISIONとして掲げていた「1億色を創る」というメッセージこそが最も表現したい価値観を反映させている、という結論に立ち返りました。

しかし、言葉の納得度は高くても、言葉の解像度はまだ粗い状態であったため、
・「なぜ1億なのか」
・「"色"とは何を指しているのか」
・「"創る"とはどういう定義なのか」
といった、これまでスローガン的に使っていたVISIONの言葉を様々な角度から問いかけを行い、解像度を上げていきました。

そうして、
・「1億」とは「一人ひとり、それぞれの」という意味
・「色」とは、「意志」を表す
・irodasは「カラフルな多様性を増やしていくポップな世界観」ではなく、「強く意志を持った人を増やしていくビビットな世界観」

という方向性が決まってきました。

これまではサービスサイト等でどちらかというと「カラフルでポップ」な要素が多く表現されていましたが、今回策定されたVISIONのより深い意味付により大きくトンマナと表現方法を刷新したVI(ビジュアル・アイデンティティ)の開発が求められます。
そうして、ご提案した表現が「Duo Color (デュオカラー)」という手法でした。

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デュオカラーのVIに、
・「irodasのメンバー自身がユニークで強い色(意志)を持つからこそ、学生の強い色(意志)を浮かび上がらせ、送り出すことができる」
という意味を付与させるということをご提案し、この案が採用されました。

Process3. ブランドコンセプトテキストとVIの開発

irodasでしか達成できないコミュニケーションへの昇華

コミュニケーション上の背骨となる言葉たちとVIが決まり、最後はメインのアウトプットの制作に移りました。

ブランドコンセプトテキストとKV(キービジュアル)の開発を、コピーライターとクリエイティブディレクターが相互にフィードバックし合う形で進め、最終的な形へと仕上げを行いました。

ブランドコンセプトテキストは、新しくターゲットとして設定したより高い要件での人材が、この文章を読み「それがまさに自分がしたいことだった」と共感が生まれるような意図を込めました。

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また、採用サイトの顔となるKVには、デュオカラーでのカラーパターンのルールを設計し、「強い意志を持ち、強い意志をもった人をつくることに意欲的なビビットな人材」へのコミュニケーションを実現しました。

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Interview

株式会社irodas 代表取締役の奈須様(以下、奈)に、今回の採用ブランドサイト制作に関する内容について伺いました。

QUARTZ(以下、Q):今回プロジェクトのご依頼にあたって、最も期待されていたのはどの部分でしたか?

奈:最初にご相談でお話した際のビジネスリテラシーの高さが印象的でした。こう言ってしまうと語弊があるかもしれませんが、いわゆるデザイン制作だけを行われている会社さんだと、そもそも我々がビジネスを展開している人材業界の市場知識が十分でなく、また会話や提案も「何をつくるか」という視座の低い場合も多いんです。
その点クオーツさんは前提の市場知識も持たれていて、また弊社のサービスで実現したい世界観についてなど、より上流の会話ができたことで「我々のサービスの世界観を掘り下げたうえで、より良いものをつくってくれそうだ」という実感があったのでご依頼しました。

Q:そのご期待していた内容はいかがでしたか?

奈:良いものができたと感じています。また、今回の価値は採用ブランドサイトの制作だけに限らず、そのプロセスにも大きな価値があったと思います。
もともと我々は「1億色を創る」というVISIONを掲げ、そのサービスの世界観についても詳しく言語化をしていました。ただクオーツさんと一緒にプロジェクトを進めるうえで、「誰に」「何を」届けるサービスなのかについて、これまでより解像度を上げられたと感じています。
少々抽象的だった言葉もすっきり理解できるようになり、特に今回は採用ペルソナへの解像度が上がったおかげで採用活動を行う媒体選定にも活かすことができました。
また弊社の世界観の中でも重要な「色」という要素について、「"多様性"ではなく、"意志"」という定義を明確にできたことも大きい点でした。弊社もちょうど組織を大きく成長していたタイミングで、現在は50名ほどの規模になっています(2021年5月現在)。
一般的に組織には「30名の壁」「50名の壁」など、規模の成長に伴い様々な課題が生まれてきますが、その中の一つにビジョンや文化の浸透があります。弊社にとってはそういった壁を超えるタイミングでプロジェクトを依頼させていただいたことで、改めて社内に落とし込む準備ができました。
言語化やビジュアル化の外部専門家に、組織成長のタイミングでプロジェクトを依頼することの意義を強く感じた良い機会だったと感じています。これからもよろしくお願いします。

Q:ありがとうございました。ますますのサービスの成長のために、今後ともお力になれますと幸いです。

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