企業とユーザーを繋ぐ大切なウェブサイト。
- デザインに強くこだわり、時間をかけて制作した
- とりあえず思いつきで、できることからデザインの工夫を施した
- 業界大手のサイトを成功例としてそれに合わせて修正をした
こんな工夫や改善をしてみたけれど、 お問い合わせ件数、売上にはなかなか繋がりづらい... 数字として効果を感じられない...
そう感じたことはありませんか?
1.CVRとは??
ウェブサイトの効果を最大限にし、 お問い合わせや売上などの成果へ繋げる為の指標として、CVR(コンバージョン率)という数値が存在します。
デジタルマーケティング用語の中でも専門性が高い CVRですが、この数値を参考にユーザーを意識して改善するだけで 成果により効率よく繋げることができます。
本記事では、 CVRを向上させる為に効果的なウェブ改善方法をご紹介します。
2.サイトのCVRの算出方法
現状のサイトがどの程度目標を達成することが できているか調べてみましょう。
CVRの算出方法は、 サイトの最終目標であるCV(コンバージョン)を達成、成約した数を サイトの訪問者数で割り、100をかけます。
例えば、サイト訪問数が20,000でCV数が300だとすると 300÷2000×100=15%
となり、CVRは15%と算出することができます。
CVRを算出する主な目的は、効率的にCV数(成約数)を伸ばすことにありま す。 現状のCVRが低い場合は、サイトに訪問をしているユーザーが 何らかの理由で成約のアクションに至らなかったということになります。
3.CVRはどのくらいを目指す?目安や平均について
何を目標(CV)として設定されているかや 業界、商材によって大きく変化します。
2018年度のGoogle広告の業界別のコンバージョン率を参考に見てみましょう。
(資料で図色変え程度変更 参照: https://digitalidentity.co.jp/blog/ad/cvr-up-method.html https://www.wordstream.com/blog/ws/2016/02/29/google-adwords-industry-benchmarks)
目標CVの内容によってCVRは大きく変化します。
例えば、CVとして設定されることの多い「資料請求」は、ユーザーのハードルが低い為 CVに至りやすいため、CVRは高くなる傾向がみられます。
しかし「商品購入」「面談予約」などはハードルが高いため、 CVRは低くなりやすい傾向にあります。
その為、上記はあくまでも目安になり、CV内容、 業界や商材に合わせて目標となるCVR数値を掲げた改善をすることが大切です。
そして、その目標数値に向けて、ウェブサイトの改善を行う際
- どの部分がCVに至らない原因となっているかの見直し
- ターゲットを明確化して伝えられているか
- ユーザー目線での導線やフォームの最適化がされているか
上記3点は必ず意識して確認を行なっていきましょう。
それでは次に、ウェブサイトでどのような改善法を 施せばいいのか実例も交えてご紹介します。
4.まずはここから!CVRを伸ばすウェブサイト改善法 10選
ウェブサイトやCVの内容によって、CVRの低下の原因は変化しますが、 中でも、まずは今からご紹介する10箇所は 制作の際にも意識される点でもあり、ウェブ運用改善の基礎となる部分です。
①ユーザーの検索語句と設定キーワードを確認、最適化する
リスティング広告を使った運用では特に確認しなければならない。 CVRに影響のある部分、それはユーザーの集客キーワード。
アクセスがあるのにコンバージョンがないなどというケースもあり その多くは集客する為に採用しているキーワードそのものに問題があります。
コンバージョンしやすいワードとは、商材を想起しやすく、 ユーザーの検索意図を把握し、検索ニーズに潜む答えをコンテンツに 入れ込む必要があります。
コンバージョンしやすいキーワードが明確な場合はGoogle広告などの有料広告も併せて利用すると効果が出やすくなります。
検索クエリがウェブサイト,LPのライティングとうまく合致すれば CVRを伸ばすことができます。
②ターゲットを明確化し、ピンポイントで広告を打ち出す
商材を実際に求めているユーザーに適切に配信が行えているかという点が重要になります。
それには、商材が誰に向けて作られているものなのか、 また、見て欲しいユーザーに正しく内容が伝わる最適なウェブサイトになっているかを確認する必要があります。
狙いたいターゲットにアプローチをすることができれば、売上に直結するCVが増えるため、CVRの数値だけではなく、実際の売上にも影響が出やすい点と言えるでしょう。
③ホームページの構成を見直し、導線設計を組み直す
先ほどの工程で、適切と言える商材に関心の高いユーザーが 実際にサイトへ流入したとしても、 その後のスルーやリターンの率が高くなり、 直接のアクションをしてもらえていないことが CVR低下の原因になることもあります。
情報の順序や量、デザインがユーザーに適切に なっているかを確認する必要があります。
実際に陥りやすいのは、ユーザーが欲しい情報が記載されていない、 または情報が多すぎて答えにたどり着くことが難しい、といった状況です。
④コンバージョンのハードルを下げる
CVのハードルを下げることで、 ユーザーの判断を助けることができます。
例えば、「まずは無料相談」というような相談件数をあげたいという目標(CV)がある場合は、「まずは無料」というような内容でユーザーが試してみようと踏み込みやすくする役割があります。
購入などのハードルの高いボタンのCVが悪い場合は 無料サンプル、資料請求など、いきなりゴールへと直結させず ユーザーにとって踏み込みやすい環境をつくることが大切です。
⑤インパクトのあるコンテンツを追加する
様々な商品がある中で、競合や他社商品とはどう違うのかという部分は、ユーザーにとって非常に大切な判断材料となります。
そこにインパクトを持たせて、ユーザーに商材の強みを適切に伝えられているかによって、CV数に変化が生まれます。
他社や業界大手の会社と同じ打ち出し方をしてしまうことは、 ユーザーが商材の価値を感じにくくしてしまうケースもある為 注意が必要です。
⑥エントリーフォームの最適化を行う
フォームの入力項目を極力減らし、 ユーザーが行動を決意してから迷わせる時間を 作らないことも、CVRに関わる重要な部分です。
最低限、以下のチェックをしてみましょう。
- 各項目で、入力が正しくできる
- 送信ボタンが押せて送信が完了できる
- 適切なエラーが、わかりやすい場所に表示される
- 入力されたデータがきちんと入ってくる (受付メール受信も含む)
- 相手にきちんと受付メールが届く(設定されている場合)
- セキュリティのエラーが出ない(SSLなど)
- フォームは必要な項目だけにする。
- 入力しやすい質問になっているか。
- 1度入力してもらった項目は2度聞かない
⑦ユーザーに合わせてスマホにも最適化する
SNSでの広告などで、ユーザーがスマホで見ることが多い場合は スマホで見たときのデザインが重要になります。
逆に、PC画面でのサイト流入が多い場合はPCでのデザインや情報量が重要となります。
といった形で、ユーザーがどの端末で見ていて、 それが適切に表示されているかが重要となります。 PCで見たとき魅力的なデザインだったとしても、 スマホで見た時には文字が見切れていたり、 画像が正常に表示されていない場合があります。
⑧選択肢を減らす・増やす
ユーザーにとって適切な選択肢があれば、行動を促しやすくなります。例えば、近年よく見かける傾向として、ホームページなどのお問い合わせボタンでは以下のように電話か、メールでのお問い合わせが可能になっていることがあります。
この場合電話で直接話をするのに抵抗がある、苦手意識がある方でも メールでお問い合わせを行う選択肢をすることができます。
一概に、選択肢が多ければいいということでもなく、 逆にユーザーを迷わせてしまう恐れがある為、 適切な選択肢を与えることが必要です。
⑨広告のパターンを変更して運用、結果を前と検証する
広告のバナーなどからのサイト流入の数が悪い場合は、 バナー自体をAパターン,Bパターンで同じ期間で広告を打ち、 どちらの方がユーザーに効果があるかを検証することも大切です。
例えばコスメの商材の場合 コスメ自体の写真を使ったバナーか、 モデルを起用した写真のバナーによっても 大きくサイト流入、CVRに差が出ます。
現状よりも効果の高い広告内容にする為に 検証をすることをおすすめします。
⑩ユーザーの信頼を得られるような内容になっているか
デザインのトーンマナーや、使う写真によってはユーザーが怪しい商材なのではないかと感じてしまう恐れがあります。
メリットや価格を大きく打ち出すことももちろん大切ですが、 ユーザーに与える印象は必ず意識しておく必要があります。
与えた印象によって行動をしない場合もあることから、 CVRにも影響してくる部分となります。
5.クオーツについて
クオーツでは、デザインパートナーとして ビジネスの中で生まれるお客さまの課題に挑みます。
✔︎改善だけでなく、0から制作が可能!LP制作やホームページを制作し、販売促進や人事採用を強化!
近年まずは、とみられることの多いホームページを制作し、社風や事業内容を誠実にユーザーに伝えることで、BtoB、またはBtoCでの信頼を獲得することができます。お問い合わせ件数や採用の応募を増やすことが可能です。
✔︎ユーザー視点からの運用検証、CVRを伸ばすデザインが可能!
お客さまの目標にあわせて、運用の検証を行い、改善仮説を立て、達成に導くデザイン制作を行っています。そのため、ニーズの高いユーザーに、的確なアプローチを行うことができます。
✔︎採用や商品販売の課題など、多様な課題にデザイン観点だけではなく事業戦略視点からの改善!
お客さまが抱えている課題の原因をウェブサイトだけで考えるのではなく、詳しいヒアリングから仮説を立て、事業戦略視点からも改善することができます。運用の問題だけではない部分があった場合は、その内容についてご提案し、お客さまと改善内容について、成果を発揮させるまで二人三脚で取り組みます。
また、弊社にご興味を持っていただけましたら、資料やサービスについて、ご説明させていただくお時間をオンラインで頂戴できますと幸いです。日程調整URLはこちら
※ご希望の時間帯に担当部署よりお電話にてご連絡差し上げます。 お電話でご用件をお伺いさせていただき、後日、専任の担当者とのお打ち合わせ(オンライン)を設定させていただきます。また下記問い合わせフォームからもご相談を承っております。
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ビジネスの課題を解決したい方はお気軽にご相談ください。
クオーツは、デザインの力を最大限活用しながら、課題の解決と成長の加速に貢献します。クリエイティブ・マーケティング・テクノロジーの視点から事業開発、体験の設計、システム設計などを、一貫した体制でサポートしています。
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