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プロ直伝!印象に残るブランドロゴデザインのチェックリスト

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目次

プロ直伝!印象に残るブランドロゴデザインのチェックリスト

ブランドロゴとは?


図案化・装飾化された文字・文字列のことで、ブランドの理念や価値観、製品・サービスの特徴などを視覚化しを確立しさまざまな人に認知してもらうためのものです。

組織名・商号・商品名・雑誌名・書名などを印刷・表示する際などに使用されます。
ブランドロゴとはコミュニケーションの入り口でもあり、その企業の顔とも言える大切な役割をもつものです。
この資料ではロゴデザインを制作する上で確認したい項目についてご紹介します。

ロゴのデザインやビジュアルについての7項目

▷既視感がなくオリジナリティのあるデザインか
何かに似ている、よく見かけるようなものはロゴになりません。

意匠や商標、知財権が許可されるデザインか
権利を持つデザインと似ているものなどとの見分けがしにくいものは使用できません。

記号として識別できるものか
ロゴデザインが記号として成り立たないとデザインを構成できません。

デザインの軸となるトーン・アンド・マナーを持っているか
トーン・アンド・マナーとは、ブランドの一貫性・統一性のルール・基準です。

ロゴの配色にきちんと意味があるか
特定の色を見た時にブランドを連想させ、色だけでその世界観を感じさせましょう。

街中で目を引くような目立つデザインか
人の目を引き、すぐに見つけられるようなポイントを意識し作成しましょう。

飽きないデザインであるか
自分や見る人たちが飽きないように様々な工夫をしましょう。

ロゴとブランドについての5項目

紙やグッズにロゴのみを入れてサマになるか
デザインを決めるときやリデザインするとき、候補のデザインを入れ、見比べるテストをしましょう。

ブランドのグラフィックに広がりが可能か
ロゴデザインの一部を展開したグラフィックのパターンを持っていると、とても便利なデザインの財産になります。

ブランドフォントを収めているデザインか
「今、自分のブランドにはない」と思ったら、新設して定義しましょう。

ブランドと合うデザインであるか
「ん?」「あれ?」と感じるデザインや「しっくりこない」もの、客観的にみて世界観に馴染まないデザインは要チェックです。

競合のブランドに対し、区別できるように工夫されているか
リポジショニングというマーケティングの手法とロゴのビジュアルを組み合わせる事でイノベーティブなプロモーションができるようになります。

ロゴ制作を行う時の5項目

他のロゴと並べてみた際に見劣りしないか
様々な状況を想定してデザインテストしておきましょう。

商品化や利益化に役立てるロゴであるか
買いたくなるような、人の心を揺さぶるものであるかを確認しましょう。

新しい事業を始める時に素早く対応できるロゴであるか
ロゴデザインは、初期のデザインや可変的にビジュアルを変化させることが重要です。

事業展開に合わせて変化できるデザインか
立地場所によってロゴの背景やテクスチャーを変更させる時などは柔軟に対応しましょう。

価格帯やサービスに合う位置を表現しているか
ブランドロゴは手入れをすることが必要です。現状に合わせ、ロゴもブラッシュアップしていきましょう。

ロゴの使いやすさについての4項目

▷誰でも使いやすいものであるか
展開が難しいロゴは扱いづらいため、使用しやすいロゴを作成しましょう。

▷アイコンやファビコン、サインに使用できるか
ロゴのデザインがロゴタイプであれば、シンボルマークを作る、または一部だけデザインに特徴を出しましょう。

▷いろいろな媒体で使えるデータ形式であるか
AIファイルやSVGファイルなどのデータにし、紙媒体やウェブなど、あらゆる場面に使用できるようにしておきましょう。

▷一時的な人気にとらわれず長期で使用できるものであるか
最初からいつの時代でも使えるように作ることも重要ですし、リニューアルの際に初期のデザインを活用するのも重要です。

プロが実践しているロゴのつくり方16項目

1.見た人のロゴの印象か、使用する人、どちらを優先するかを考える
見る人の意見を重視するか、使う人(本人含む)の意見を重視するかをまずは決めましょう。

2.使用する場面を定かにする
使用する場面を定かにすることでデザインする際に「どんなロゴデザインにするべきか」を自覚できます。

3.キーワードを出してロゴの印象を考えてみる
言葉にする、実際に表現する行動はとても大切です。完成したロゴを吟味する時の基準となります。

4.今回のロゴ制作に適切な参考ロゴ、そうでないロゴの画像を集める
それぞれ10〜30個集め、今回の制作で込める意味が合う表現と、逆に適さない表現について参考を集め、言葉にすることで、どの方法をとるべきかが明確になります。

5.モチーフを考える
具体的なモチーフのロゴにするか、抽象的なモチーフのロゴにするかを決めましょう。

6.配色の選択
色にはポジティブな意味とネガティブな意味があります。ロゴを何色にするかで、イメージが変わってきます。

7.独自のアイデアや制作ストーリーを考える
ストーリーをロゴに込めると、話を聞いた相手が印象に残りやすくなるという効果が期待できます。

8.手描きでいっぱい描く
描き出してみると、いろいろと描きたくなり、また、そこからいろいろなアイデアが生まれます。

9.Illustratorで描き起こす
エクセルやワードのデータで**大きく印刷しようとするとギザギザになってしまったり荒くなってしまったりするので**ロゴのデータは基本的にはIllustratorなどのグラフィック制作用のソフトで作成しましょう。

10.距離を色々変えて眺める
画面上で見るだけでなく、紙媒体にしてみたりして様々な距離で眺めてみましょう。画面で見る距離と紙で見る距離とでは印象が変わります。

11.よりイメージに近づけるために完成したものの修正を行う
「こんな印象にしたい」というキーワードとできあがったロゴを比較してください。最初の印象を思い出せれば、今のロゴをどう修正しようという考えが頭によぎります。

12.時間を置いて後日ロゴを見てみる
ほぼ決定したあとは、数日間ロゴを忘れましょう。こうすることで、長期間使いたいロゴかどうかがわかります。

13.人の意見を受け止める
「少しは見る人のことも考慮したい」という場合はターゲットとなる人に意見を貰いましょう。「100%見る人向け」という場合は、自分の好みや感情を無視しターゲットの意見を受け止めましょう。

14.確定する
情報の選り抜きをしましょう。どのくらいの情報を受け止め切り捨てるかは、「見る人のためのロゴ」か「使う人のためのロゴ」かにより変わります。

15.商標調査をする
つくったロゴが盗作されてしまわないために、商標登録をしましょう。

16.商標登録する
制作したロゴや呼び名の権利を守るために商標登録する場合、一般的に弁理士事務所や特許事務所に依頼します。

海外のロゴデザインと背景

Amazon (アマゾン)

2000 年に完成。このロゴは、ブランド名を表す文字を使用した「ワードマーク」とオレンジ色の矢印でデザインされた「スマイル」という、シンプルでありながら特徴的なデザイン要素を備えています。

ロゴデザイン背景:
このスマイルには 2 つの意味が込められています。見ての通りこの矢印は英語のアルファベット A からZを示しており、A 地点から Z 地点までどこへでも配達が可能ということをアピールしています。もうひとつは、お客さまがアマゾンの荷物を玄関先で受け取った時の笑顔を連想させているのです。

Disney(ディズニー)

シンボルであるシンデレラ城のデザインは 1995 年に誕生し、その後 2006 年にはピクサー社との提携により、最新の技術を駆使して 3D 化されました。

ロゴデザイン背景:
この筆記体ロゴのモデルは創始者ウォルト・ディズニーの直筆署名が基になってますが、彼自ら頻繁にサインを変えていたためデザイナーですらそれを特定するのが不可能だったと言われています。ウォルト・ディズニー・グッズの専門家であるフィル・シアーズ氏によれば、「ウォルトは、ミッキーマウスの外見を変えたのと同じように、意識的に自分のサインのデザインを変えてきた。ウォルトのサインは 10 年ごとに違って見え、さらに 10 年の中でも違いがあるほどだ」と語っています。

MacDonald(マクドナルド)

マクドナルドが誕生して以来、ロゴは何度か改訂され、最近では 2003 年にデザイン事務所 Heye & Partner によって新しくされました。現在のロゴは、シンプルな黄色で、「I'm lovin' it 」というスローガンが添えられています。

ロゴデザイン背景:
マクドナルドの第 1 号店は、1937 年にリチャード・マクドナルド氏とモーリス・マクドナルド氏がオープンしました。しかし、この「黄金のアーチ」が初めてブランドに導入されたのは、1952 年のこと。初のフランチャイズ店のオープンに伴い、新しい建物にはサインメーカーのジョージ・デクスター氏による半円のデザインが施されました。このデザインは「M」の文字を象るため再構成され、1961 年にマクドナルド社を買収したレイ・クロック氏が、この M 型アーチのロゴを新しい企業ロゴに採用しました。

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