目次
CVR率アップに繋がるLPの構成とは?必要な要素を紹介!
LP(ランディングページ)とは?
LP(ランディングページ)とは、GoogleやYahooなどのWEBブラウザでの検索や、WEB上のあらゆるところに配置されている広告から最初からアクセスすることになるWEBページです。
例えば、Googleで「Apple」と検索してみると、下記のように「Apple - 公式サイト」と書かれているリスティング広告が表示されます。
そちらをクリックすると以下のようなページに最初に飛ばされますが、こちらが今回紹介するLP(ランディングページ)です。
引用:Apple
LP(ランディングページ)はユーザーが、WEBサイトにおいて一番最初に訪れるページですから、コンバージョン率をアップさせるために最も重要と言っても過言ではありません。
WEBサイトだけではなく、サイトや会社全体の第一印象となるLP(ランディングページ)ですから、自社商品やサービスの魅力を簡潔に伝わるようにデザインをしなければなりません。
そのため、LP(ランディングページ)では商品やサービスの魅力をわかりやすく伝えなければなりません。メインビジュアルとなるイメージ画像や、キャッチコピーを配置するなど、他のWEBページとは違った構成やデザインを考える必要があります。
また、一度LP(ランディングページ)が完成しても、それで終わりではありません。ランディングページは複数作成し、ABテストやヒートマップを使いながら常に改良し続けることで、さらにコンバージョン率のアップに繋げることができます。
他にも、LPO(ランディングページ最適化)の一環として、使用するメインビジュアルやキャッチコピーの変更も、ユーザーの動向や反応から変えていく必要もあります。
「LPなんて結局サイトの1つのページに過ぎないだろう」と考えている方もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
「いかにLPで商品やサービスの魅力をわかりやすく最大限伝えるか」「どれだけユーザーに好印象を与えられるか」を徹底し、コンバージョン率アップに繋げることが、LPの目的なのです。
LP(ランディングページ)の構成内容とは?
ファーストビュー
引用:伝説のすた丼屋
ファーストビューは、ユーザーが検索エンジンやWEB広告からLP(ランディングページ)にアクセスして、最初に目にする部分のことを指します。
LPが商品やサービスの第一印象になることは上記の通りですが、その第一印象が良くなるか悪くなるか、何とも思われないかは、ファーストビュー次第です。
ユーザーはそのWEBサイトに滞在するかどうかをファーストビューを見てたったの3秒で判断します。
メインビジュアルやキャッチコピーを配置して「この商品・サービス良いかも」と思ってもらうために工夫しなければならない部分です。
顧客のお悩み
「この商品・サービス気になるかも…!」と興味を持ってもらうためには「こんなことで悩んでいませんか?」と、LPにアクセスするユーザーの悩みを推測して提示する必要があります。
上手に悩みを提示することによって、ユーザーからの共感を引き出し、長くLP(ランディングページ)に滞在してもらえるようになり、コンバージョン率アップに繋げることができます。
ユーザーに提示する悩みは、抽象的なものではなく具体的なものにすることによって、さらに共感を引き出しやすくなります。
また、検索クエリなどから容易に想像できる顕在意識だけでなく潜在意識にも響くような「なんでここまでわかるんだろう」と驚かされる悩みの提示も一緒にできれば理想的です。
CTA
引用:Lステップ
CTAとは「Call To Action」の略で「コンバージョンエリア」とも呼ばれます。
商品やサービスの紹介ページにほぼ確実に設置されている「申し込みはこちら」「資料請求はこちら」などの旨が書かれている部分のことです。
CTAでは、諸品の購入やサービスの契約などの、LP(ランディングページ)を作る最終的を達成させるための具体的な行動へと勧誘します。
CTAの付近には、申し込みをすることによって得られるお得なキャンペーンなども一緒に配置しておくなどして、よりコンバージョン率アップのための工夫をする必要があります。
導入文
突然商品やサービスの紹介を始めるのも良いと思いますが、本格的な紹介を始める前に、ユーザーの心の準備をさせるためにも導入文を入れましょう。
上記で紹介した「顧客のお悩み」に改めて触れたり、商品やサービスについて簡単に紹介することで、LP(ランディングページ)を読んでいるユーザーがスムーズに読み進めていくことができます。
他の部分に比べると”必須”ではありませんが、余裕があれば入れておくことをおすすめします。
商品/サービスの特徴説明
引用:Lステップ
LP(ランディングページ)の目玉となるのがこちらの部分です。ファーストビューや導入文だけでは紹介することができない、商品やサービスに関する詳しい内容を紹介します。
ファーストビューで紹介したキャッチコピーを再度踏まえつつ、イラストや図を用いてさらに詳しく、商品やサービスを利用することでのベネフィットを想像しやすいように説明しましょう。
ファーストビューなどの第一印象が良くても、ここであまりユーザーの心に響かなければ、コンバージョンに繋げることは難しいです。
商品/サービスのフロー・流れ
LP(ランディングページ)で紹介しているものが購入して終わりではなく、サービスのようにフローや流れが大切になるものの場合は、サービスの使い方や流れを詳しく説明しましょう。
商品でもサービスでも、ここで紹介している流れを見ながら、実際に使っているところやそれによるベネフィットを想像できるように紹介することが大切です。
フローや流れの紹介は、説明が複雑になりやすいので、どれだけ詳しく紹介するにしても「わかりやすく」紹介することを何よりも心がけでください。
料金
商品やサービスの紹介をしている中で簡単に値段を紹介しても良いですが、その後に改めて料金を紹介する部分を設けましょう。
どれだけ素晴らしい商品やサービスだったとしても、料金に関する説明が丁寧にされていないと
「料金について明確にしていないのは少し怖いかも」
と、ユーザーから敬遠される原因となってしまいます。
料金はとにかく丁寧に、ユーザーが読んでいてわかりやすいように紹介することが一番大切です。文章だけではなく、必ず表も使ってユーザーにわからないことが残らないように説明しましょう。
お客様の声
商品やサービスに関する紹介が終わったら、口コミなどの「お客様の声」を掲載しましょう。
どんな商品やサービスでも文章や写真の説明だけでは、完全にコンバージョンへと踏み込むことが難しいです。
誰でも「評判が良いもの」を使いたくなりますので、これまでいただいたお客様の声を必ず紹介することがおすすめです。
もちろん、評判が良いところだけを紹介するのも問題ありませんが、少し残念な声も反映しているものを1つくらいは選んでおいた方が、ユーザーからの信頼を獲得しやすいです。
許可をいただけた場合は、お客様の写真や年齢、名前も一緒に紹介することで、さらにユーザーから信頼を得やすくなります。
よくある質問
引用:タップル
最後に、実際に商品やサービスを利用しているお客様からいただく質問とそれに対する答えを紹介しましょう。
5個近くかそれ以上の質問を紹介することで、これからコンバージョンを検討するユーザーもある程度安心して申し込みや契約に踏み切ることができるようになります。
ユーザーが潜在的に抱いている疑問や不安に対して答えるような質問も用意することで、コンバージョンに踏み切るのを後押しすることができます。
LP(ランディングページ)の構成の順番とは?
必ず「起承転結」の結(商品の説明)をファーストビューに持ってくる
ユーザーはLP(ランディングページ)を見にきているのではなく、商品やサービスの詳しい情報を知りたくて、WEBサイトにアクセスしています。
サービスの紹介は「起承転結」を意識することで、わかりやすく魅力やベネフィットを伝えることができますが、「結」の部分をファーストビューにまず持ってくることによって、一番伝えたいことを最初に伝えることができます。
一番伝えたいことをキャッチコピーやメインビジュアルと一緒に紹介することで、ユーザーも知りたいことをすぐに知ることができるので、そのままコンバージョンに繋がる可能性も高いです。
ファーストビューは「結論ファースト」「ユーザーはLPを見にきているのではない」この2点を意識しながら作るようにしましょう。
お客様の悩みに対して共感を引き出す
上記でも簡単に触れましたが、LP(ランディングページ)の中ではお客様の抱えている悩みを紹介しつつ、それに対して共感しながら商品やサービスを紹介することで、ユーザーの信頼を獲得しやすくなります。
ここで意識しておきたいのは、キーワードや検索クエリから想定しやすいような顕在的なお悩みだけではなく、そこから導かれる潜在的なお悩みにも共感することによって、さらにユーザーはコンバージョンに踏み切りやすくなります。
ファーストビューを中心として、特徴や流れの紹介でも少しずつお悩みに共感するような文章をちりばめることで、コンバージョン率アップに繋げられます。
悩みに対する解決策として商品を説明する
上記で紹介したような顕在的・潜在的なお悩みに対する解決策として商品の紹介を始めましょう。
「この商品は自分が抱えている悩みや問題を解決してくれる」という期待を膨らませている中で、商品の紹介が始まるので、ユーザーはどんどん読み進めていってくれます。
しかし、そこでわかりづらい紹介をしてしまうと、徐々にユーザーはページを離れていってしまうので、図やイラスト・写真を使いながらわかりやすく紹介を進めていきましょう。
ファーストビューや導入文でどれくらい読者のお悩みに共感することができているかによって、商品紹介やその後の流れの説明をスムーズに読んでもらいやすくなります。
納得感を増すためにお客様の声や料金を乗せる
お客様の声や丁寧な料金の説明は、ユーザーが安心して商品やサービスの契約をするために必須です。
ご自身が何かを契約する時を想像すればおわかりいただけると思いますが、口コミやお客様の声が掲載されているとユーザーの安心感はアップします。
また、サービスの利用に関して最も大切な料金を丁寧に掲載することによって「このサービスは料金を誤魔化そうとしていない」と、信頼してもらいやすくなります。
どれだけ商品を魅力的に紹介していても、信頼してもらえなければ、コンバージョン率を上げることは不可能です。
そのため、お客様の声を紹介して、料金はとにかくわかりやすく、わからないことがないように紹介しましょう。
CTAを各所に配置する
魅力的な商品やサービスの紹介をしていても、CTAがどこにも配置されていないようでは、コンバージョン率を上げることはできません。
そのため、LP(ランディングページ)の各所にCTAを配置し、ユーザーが申し込みや契約をしたくなったらすぐに申し込みフォームへと移れるように準備しておきましょう。
だからと言って、LPのいたるところにCTAを配置してしまうと、ユーザーから「やたらと契約を勧誘してくるな…」と信頼を下げてしまう形になるので、CTAの配置しすぎには注意が必要です。
LPが完成したら必ずチェックして、CTAの配置がしつこすぎないか確認しておきましょう。
LP(ランディングページ)の構成のまとめ
この記事では、LP(ランディングページ)の構成についてまとめて紹介しました。
LPはWEBサイトを通じてユーザーをコンバージョンへ繋げるために一番重要なページです。
繰り返し紹介してきたように、LPはユーザーにとっての商品やサービスだけではなく、運営している会社の第一印象にも繋がりかねません。
ファーストビューで一番伝えたいことを訴えかけて、ユーザーのお悩みに共感することによって、一気にユーザーの興味や関心を惹きつけることができます。
LPにアクセスしてすぐに自分の悩みに対して共感してもらえることによって、ユーザーは安心してより詳しい情報へと読み進めていくことができるようになります。
また、料金やお客様の声などのユーザーからの信頼をさらに獲得できるような内容も盛り込むことによって、さらにコンバージョン率をアップしやすくなります。
「LPは最初に見るだけのページ」と考えずに、LPだけで契約へと一気に繋げられるようにすることが大切です。
何よりも一番大切なことは「ユーザーはLPを見にきているのではなく、商品やサービスの情報を知りに来ている」ということを意識しながらLPを作ることです。
コンバージョン率を上げることが目的ですが、あくまでも「ユーザーが知れて嬉しくなる情報を提供する」ことを大切にしましょう。
参考記事
- https://blog.hubspot.jp/lp-structure#:~:text=%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%EF%BC%88LP%EF%BC%89%E3%81%AF%E3%80%81%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%81%8C%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%84,%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%8B%E3%82%89%E6%88%90%E3%82%8A%E7%AB%8B%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
- https://digital.tosho.co.jp/column/web/3109/
- https://rdlp.jp/lp-article/40549/
- https://infinity-agent.co.jp/lab/lp-element/
- https://web60.co.jp/lp_tsukurikata.html
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