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OMS(受注管理システム)とは?機能、メリット、デメリット、Shopifyとの相性などを解説

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目次

「OMSの選び方や導入方法について知りたい...」と悩んでいませんか?OMS(受注管理システム)は、企業が受注プロセスを効率化し、顧客の受注情報を一元管理するためのシステムです。

結論からいうと、高度な自動化システムであるOMSを導入するのはメリットよりもコストのほうが上回る場合があります。そのため、弊社では売り上げが月100万円前後のECサイトの運営においては、OMSを導入せずに手動で受注管理を行っています。

この記事では、OMSの機能、必要性、メリット、デメリット、選ぶポイント、代表的なサービスと費用、およびShopifyとの相性について詳しく解説します。
大規模なECサイトをより効率的に運営したい方は、ぜひこの記事を参考に、あなたに合うOMSを選んでみてください。

OMS(受注管理システム)とは

OMSとは、OMSとは「Order Management System」の略で、企業が受注業務を管理し、顧客からの受注情報を一元化して処理するためのソフトウェアシステムです。主な機能には、受注情報の受け入れ、在庫管理、配送管理、請求処理、顧客情報の管理などが含まれます。

OMSの5つの機能

OMSの主な機能には以下のものがあります。



受注管理: 受けた注文の詳細を保存、処理、確認、追跡などを行います。
在庫管理: 商品の在庫状況をリアルタイムに把握し、受注に応じた在庫の調整を行います。
配送管理: 注文の出荷手配、物流情報の追跡、配送状況の管理をサポートします。
請求処理: 注文の請求書発行や支払い処理の自動化を行います。
顧客情報管理: 顧客データの一元管理や購買履歴の参照が可能です。

WMSとは?OMSとWMSの違い

OMSとWMS(倉庫管理システム)は異なる目的を持つシステムです。OMSは受注管理に特化したシステムであり、受注プロセス全体をカバーします。一方で、WMSは倉庫内の在庫管理や物流プロセスを管理するためのシステムです。
OMSは主に顧客との関係性を重視し、受注情報の管理や配送手配などに焦点を当てます。一方、WMSは物流の効率化や在庫管理に重点を置きます。

OMSのメリット

OMSの導入には以下のような利点があります

業務を効率化できる

受注プロセスの自動化により、作業の手間を減らし、業務の効率化を実現します。

在庫管理が楽になる

在庫管理機能により、適切な在庫レベルを維持することで、在庫コストを最小限に抑えながら需要に対応できます。

顧客満足度が上がる!

受注情報や顧客情報の一元管理により、顧客への対応がスムーズになり、正確な情報提供や迅速なサービス提供が可能となり、顧客満足度を向上させます。

データ分析に役立つ

OMSが収集するデータを活用して、売上分析や顧客傾向の把握など、ビジネスの意思決定に役立てることができます。

業務ミスが減る

OMSにより自動化された受注処理や在庫管理は、人的ミスや手作業によるエラーを減らし、正確性を向上させます。

OMSのデメリット

OMSの導入には以下のようなデメリットも考慮する必要があります

導入コストがかかる!

システムの導入やカスタマイズには初期費用や設定コストがかかる場合があります。

学習コストがかかる!

OMSの運用や管理にはITリテラシーがある人材が必要となります。システムの設定やトラブルシューティングなどに対応できるスキルが求められます。

既存システムとの統合が必要になる

OMSの導入には既存の業務フローの見直しが必要な場合があります。システムとの整合性を確保するため、業務プロセスの改善や変更が必要になることがあります。



OMSを選ぶ際に考慮すべきポイント

機能の適合性

自社の業務ニーズに合った機能を持つOMSを選ぶことが重要です。受注管理や在庫管理、配送管理など、必要な機能が網羅されているか確認しましょう。

既存のサービスと連携可能か

OMSを導入する際には、既存のシステムやサービスとの連携がスムーズに行えるかを確認しましょう。特に、ECプラットフォームや決済システムとの連携が重要です。

生産性とコストが見合っているか

OMSの導入による生産性向上やコスト削減効果を評価しましょう。導入費用やランニングコストと見合って、企業の生産性向上や利益増加につながるかを検討します。

従業員が使用できるシステムか

 OMSを利用する従業員がシステムを使いやすいと感じることが重要です。ユーザーフレンドリーなインターフェースや使いやすい機能、簡単なトレーニング資料などがあるかを確認しましょう。従業員がシステムを受け入れ、効果的に活用できることが大切です。

OMSの代表的なサービスと費用


OMSの代表的なサービスとその費用は、提供会社や機能によって異なります。一般的には以下のようなサービスがあります

SHIPPINO

国内のシェア率が高く、多くの企業で利用されています。
初期費用が0円で比較的導入しやすいです。
主な機能としては、受注管理、在庫管理、配送管理、出荷業務の自動化などがあります。
多機能でありながら使いやすさにも重点が置かれており、初心者にも扱いやすいです。

NEXT ENGINE

国内のECサイトでの利用者が多いです。
初期費用が0円で導入がしやすいですが、利用料金は月額制となります。
機能としては、受注管理、在庫管理、出荷業務の自動化、顧客管理、会計処理などがあります。
他のサービスやプラットフォームとの連携も可能で、多機能ながら使いやすいインターフェースが特徴です。

ロジクラ

初期費用が0円で導入しやすく、中小規模の企業に人気があります。
機能としては、受注管理、在庫管理、配送管理、発注管理、物流データ分析などがあります。物流業務の効率化を重視した機能や、柔軟なカスタマイズが可能な点が特徴です。

CROSS MALL

ショッピングモール型のECサイトに特化した受注管理システムです。
初期費用が0円で導入しやすいですが、利用料金は月額制となります。
受注管理、在庫管理、顧客管理、配送管理、会計処理など、ECサイト運営に必要な機能が統合されています。
多店舗展開や複数のECサイトの管理にも対応しており、販売チャネルの拡大に向いています。

コマースロボ

小規模なEC事業者向けの受注管理システムです。
初期費用が0円で導入しやすく、利用料金も比較的低価格です。
受注管理、在庫管理、配送管理、顧客管理、会計処理などの基本機能を提供しています。
シンプルなインターフェースと簡単な操作性が特徴で、初めてのユーザーにも使いやすいです。

これらのサービスは初期費用が0円で導入しやすく、比較的小規模なEC事業者や中小企業に人気があります。受注管理、在庫管理、配送管理、顧客管理、会計処理など、基本的な機能を提供しており、EC事業の運営に必要な機能を網羅しています。使いやすいインターフェースや柔軟なカスタマイズ性も特徴的です。

Shopifyと相性の良いOMSは?


Shopifyと相性の良いOMSには以下のようなものがあります

Orderhive

Shopifyとのシームレスな統合を提供し、在庫管理や受注処理、配送管理などの機能を提供します。

ShipStation

Shopifyの注文情報を自動的に取り込み、配送管理を効率化します。

Skubana

Shopifyとの連携により在庫管理、受注処理、配送管理、財務管理などを統合的に管理します。


これらのOMSは、Shopifyとの互換性があり、Shopifyストアの注文データをリアルタイムで同期し、自動化された受注処理や在庫管理を実現します。また、配送業者との連携や追跡情報の管理も容易に行えます。

なお、OMSの選択は企業の要件やニーズに合わせて行う必要があります。OMSの機能、拡張性、サポート体制、セキュリティ、価格などを総合的に評価し、Shopifyとの相性や連携機能に注目して選ぶと良いでしょう。

どれくらいの規模からOMSを導入するべき?


小規模なECサイトの運営において、高度な自動化システムであるOMSを導入するのはメリットよりもコストのほうが上回る場合があります。
そのため、弊社では月間売上が100万円前後の小規模店舗では受注(ec)→発送指示(ecシステム)→発送(物流倉庫)→発送通知を出す(物流倉庫)という流れで、手動で配送管理を行なっています。
事業の成長に合わせて、適切なタイミングで自動化を導入することがおすすめです。

まとめ

OMS(受注管理システム)とは、受注プロセスを効率化し、顧客の受注情報を一元管理するためのシステムです。OMSの機能には受注管理、在庫管理、配送管理、請求処理、顧客情報管理などが含まれます。
OMSの導入には在庫管理が楽になる、作業効率化、人件費削減に繋がるなどのメリットがありますが、導入コストや学習コストを考慮する必要もあります。OMSを選ぶ際には既存のサービスと連携可能かどうか、生産性とコストが見合っているかどうか、従業員が使用できるシステムかどうかなどをポイントとして考慮することが重要です。

代表的なOMSのサービスと費用は提供会社や機能によって異なりますが、Shopifyと相性の良いOMSにはOrderhive、ShipStation、Skubanaなどがあります。ぜひ、この記事を参考にあなたに合うOMSを選んでください。

弊社クオーツでは、ECサイトの新規事業開発の支援はもちろん、ECサイトの分析や改善、リブランディングによる顧客層の若返りなど、マーケティングの観点を取り込んだ支援を行っております。

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