はじめに
Shopifyを利用している際に、専門的な知識や技術が必要だと感じたことはありませんか?また、ECサイトに関する専門的な技術を提供して、ユーザーのECサイトをより良くしたい、収益を得たいという考えをお持ちではないでしょうか?
Shopifyにはそんなあなたのために、「Shopifyパートナー」というものが存在します。
この記事では
「Shopifyパートナーとは何なのか?何ができるの?」
「Shopifyパートナーになるには?」
といったお悩みを解決していきます。是非ご一読ください!
1. Shopify Partnerとは?
>shopifyパートナーに登録する
Shopify Partnerとは、Shopify社が提供する公式プログラムであり、EC(電子商取引)サイトを制作・運営する専門家やエージェンシー、開発者などのプロフェッショナル向けのパートナーシッププログラムです。このプログラムに参加することで、ECサイトの制作やカスタマイズ、拡張、管理などを専門的に行うことができるようになります。Shopifyを利用している人に対し、専門的な技術を提供することで収益を得ることができます。
2. Shopify Partnerができること
2.1 Shopify Partner専用の管理画面が使用可能
Shopify Partnerプログラムに登録すると、専用の管理画面が提供されます。この管理画面を通じて、クライアントのECサイトを効果的に管理できます。
オーダーを見る
クライアントのオーダーや注文履歴を一元的に表示・管理できます。新しい注文や支払いの状況を確認し、必要な対応を迅速に行うことができます。
カスタマーサポートを使う
顧客からの問い合わせやサポートリクエストを受ける際に、管理画面を使用して迅速かつ効率的に対応できます。クライアントとの円滑なコミュニケーションを確保するためのツールとして活用できます。
在庫を監視する
ECサイトの商品在庫を監視し、必要に応じて補充や更新の手配を行えます。在庫切れを防ぎ、クライアントのビジネス運営を支援します。
レポートと分析
売上データやトラフィックの分析など、重要なデータをダッシュボード上で視覚的に確認できます。これにより、クライアントに対して効果的な戦略提案が可能となります。
2.2 「Shopify Partner」のロゴの活用
Shopify Partnerプログラムに参加することで、「Shopify Partner」のロゴを使用する権利を得ることができます。このロゴは、クライアントに対して専門的かつ公式のパートナーとしての存在を示すことが重要です。
信頼性を上げる
「Shopify Partner」のロゴを使用することで、クライアントはあなたがShopify社と提携し、公式に認められた専門家であることを認識します。これによって、クライアントの信頼を獲得しやすくなります。
専門性を強調する
ロゴの表示は、あなたがShopifyのプロフェッショナルとしての知識やスキルを持っていることを示します。クライアントは、ECサイト制作や運営において高度な専門知識を提供してくれる存在として期待します。
ブランドを強化する
ロゴを使用することで、自社のブランドをShopifyの専門家として確立できます。このロゴを自社ウェブサイトやプロジェクトのプレゼンテーションに組み込むことで、一貫性のあるブランディングを実現します。
2.3 多種多様なAPIを活用した開発
Shopifyは、豊富なAPI(Application Programming Interface)を提供しており、これを活用することでECサイトの機能や機能の拡張、カスタマイズ、外部システムとの統合を行うことが可能です。主なAPIには以下のようなものがあります。
Storefront API
ECサイトのフロントエンドを操作するためのAPIで、カスタムなショッピングエクスペリエンスを提供するために使用されます。
Admin API
ECサイトのバックエンドを操作するためのAPIで、商品の管理、注文処理、顧客情報の管理などを行う際に使用されます。
GraphQL API
グラフQLを通じてデータの取得や更新を行うAPIで、クエリの柔軟性と効率性を提供します。
これらのAPIを活用することで、ECサイトに特定の機能を追加したり、既存のシステムと連携させたりすることが可能です。例えば、顧客データを外部のCRMシステムに連携させたり、特定の商品にカスタムな情報を追加したりすることができます。
2.4 テーマの開発・販売
Shopifyでは、独自のテーマを開発し、それをShopifyテーマストアで販売することができます。テーマとは、ECサイトのデザインやレイアウトを決定するテンプレートのことで、クライアントのブランドやニーズに合わせたカスタマイズされたデザインを提供することができます。以下のポイントを意識してみましょう。
デザインと機能性
テーマは外見だけでなく機能も重要です。ユーザー体験を向上させるために、使いやすいナビゲーション、レスポンシブデザイン、高速な読み込み速度などを考慮しましょう。
カスタマイズ性
ユーザーがテーマをカスタマイズしやすいような仕組みを組み込むことで、幅広いニーズに対応できるテーマを提供できます。
サポートとアップデート
テーマの提供だけでなく、サポートや定期的なアップデートも提供することで、顧客満足度を高めることができます。
Shopifyテーマストアで売る
開発したテーマをShopifyテーマストアにリリースすることで、多くのShopifyユーザーにアクセスが可能となります。テーマの品質と機能性が高ければ、販売による収益を得ることも可能です。
2.5 Shopify アプリの開発・販売
Shopifyアプリの開発は、ECサイトの機能拡張や効率化を図り、クライアントのビジネス成長をサポートする重要な手段です。Shopifyアプリの販売に関しては、Shopifyアプリストアで提供することが一般的です。アプリの販売によって収益を得ることができ、利用者の増加によってビジネスの成長が期待できます。以下は、Shopifyアプリ開発のポイントになります。
ニーズを知る
クライアントのニーズや課題を理解し、そのニーズに対応するアプリのアイディアを考えましょう。例えば、在庫管理、顧客対応、マーケティング施策など、さまざまな領域でアプリの開発が可能です。
APIを使う
ShopifyのAPIを活用してアプリを開発することで、ECサイトのデータや機能にアクセスし、カスタムな機能を提供できます。APIの知識がアプリ開発の成功に重要です。
ユーザビリティ
アプリの使いやすさや直感的な操作性は重要です。クライアントやエンドユーザーがストレスなく利用できるよう設計しましょう。
セキュリティ
アプリにはセキュリティの確保が不可欠です。ユーザーデータやトランザクション情報を適切に保護するための対策を施しましょう。
サポートとアップデート
アプリの提供だけでなく、サポートやアップデートを行うことで、ユーザーにとって価値あるアプリを提供し続けることができます。
2.6 Shopify アカデミーの無料受講
Shopifyアカデミーは、Shopifyが提供する学習プラットフォームです。このプラットフォームでは、ECサイト運営やデジタルマーケティングに関するスキルを無料で学ぶことができます。以下が特徴になります。
トピックが幅広い
Shopifyアカデミーでは、ECサイト運営からデジタルマーケティング、カスタマーサポート、ストア管理など、さまざまなトピックに関する講座が提供されています。
最新のトレンドを知れる
EC業界は常に進化しており、新しいトレンドやベストプラクティスを把握することが重要です。Shopifyアカデミーのコースは、最新の情報を提供しています。
自分のペースで学べる
コースはオンデマンドで提供されており、自分のペースで学習することができます。忙しいスケジュールに合わせて効果的に学ぶことが可能です。
Shopifyアカデミーの無料講座を受講することで、専門スキルを向上させ、クライアントに高品質なサービスを提供するための知識を継続的に更新することができます。
3. Shopify Partnerになる方法
3.1 構築パートナーの場合
構築パートナーとしてShopify Partnerになる場合、ECサイトの制作・構築に関する専門知識とスキルを提供することが求められます。構築パートナーとしての登録には、Shopify Partnerプログラムへの申請が必要です。申請が承認されると、Shopifyの専門家としてクライアントにサービスを提供することができるようになります。以下は特徴になります。
サービスの提供
構築パートナーは、クライアントの要求に応じてECサイトをデザイン・開発・構築します。これにはウェブデザイン、カスタムテーマの開発、商品カタログの設定、決済ゲートウェイの統合などが含まれます。
一貫したサービス
プロジェクトの始まりから終わりまでの一貫性のあるサービスを提供することが重要です。クライアントがECサイト制作プロセス全体で連携しやすく、スムーズなプロジェクト進行ができるよう努めましょう。
カスタマーサポート
ECサイトが公開された後も、必要なカスタマーサポートやトラブルシューティングを提供することが求められます。クライアントが運営するECサイトが安定して動作し続けることを支援します。
Shopifyリソースの活用: Shopifyは構築パートナーに専用のリソースを提供しています。これらのリソースを活用して、より効率的な制作プロセスを実現できます。
3.2 紹介パートナーの場合
紹介パートナーとしてShopify Partnerになる場合、ECサイト制作自体を提供しなくても、新しいクライアントをShopifyに紹介して収益を得ることができます。紹介パートナーとしての登録にも、Shopify Partnerプログラムへの申請が必要です。申請が承認されると、Shopifyの紹介パートナーとして新規顧客を紹介し、収益を得ることができるようになります。以下が特徴になります。
クライアント紹介
紹介パートナーは、ECサイト制作に関心のあるクライアントをShopifyに紹介します。これによってShopifyのユーザーベースを拡大し、新規顧客を獲得します。
紹介リンクの利用
Shopifyは紹介パートナーに専用の紹介リンクを提供します。このリンクを通じて新しいユーザーをShopifyに導入することで、紹介ボーナスや収益を得ることができます。
アフィリエイト収入
紹介パートナーは、クライアントがShopifyに登録し、料金を支払った際にアフィリエイト収入を得ることができます。この収入は新規ユーザーの売上に応じて支払われます。
4. おわりに
この記事では、Shopifyパートナーについて詳しく解説してきました。Shopifyパートナーは専用の管理画面がありさまざまな情報を閲覧できること、アプリ開発や自信の能力を提供することでクライアントをサポートできることが分かりました。shopifyパートナーになる二つの方法についても理解できたでしょうか。この記事を参考に、Shopifyパートナーを登録・利用してビジネスの幅を広げてみましょう!
弊社クオーツでは、Shopifyを用いたD2Cの開発を行っております。
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