目次
「自分でShopifyを構築するのは難しいのかな」
「外部に依頼した場合の費用対効果も気になる...」
弊社への相談でそういった悩みはとても多いです。
ShopifyはECサイトを手軽に作成できるサービスであり、高品質なデザインテンプレートや柔軟な機能カスタマイズが可能です。
今回は、ECサイト構築を進めるうえで気になる、Shopifyを選ぶ理由や制作会社とフリーランスの委託料金の目安、構築にかかる期間やステップについてご紹介します!
ShopifyでECサイトを構築する理由
オンラインショップを始めるとき、ECサイトをなにで制作しようかと悩むことでしょう。
Shopify以外にもecforce、BASE、STORES、カラーミーショップなど、たくさんのASP(アプリケーションサービスプロバイダー)がありますよね。
それぞれ異なる特長を持っていますが、Shopifyはとくに人気の高いプラットフォームです。
Shopifyはカナダ発の企業であり、日本を含む世界中でECサイトの構築、開発、運営に利用されています。その人気の理由としては、以下の点が挙げられます。
- Shopifyのメリット
- カスタマイズ性が高い
- SNS連携やSEO対応しやすい
- 越境ECサイトを制作しやすい
- 在庫・配送・売上管理がしやすい
他と比較して、Shopifyは優れたデザイン性を誇り、ストアのイメージに合わせた魅力的なECサイトを簡単に制作できます。またSNS連携により、SNSから直接カートにアイテムを追加し、購入することも可能です。
さらに、Shopifyは多言語対応のため、商品販売の海外展開を検討しているユーザーにも適しています!
豊富なアプリが提供されており、使いやすいように柔軟にカスタマイズすることも可能です。
各種プランやその詳細は、こちらの記事で詳しく解説しています。
Shopifyを構築する3つの方法
Shopifyを構築するには、大きく分けて以下の通り3つの方法があります。
- 制作会社に委託する
- フリーランスに委託する
- 自身で制作する
どれを選択するかで、ECサイトの完成状態やそれにかかるコストが変わってきます。
それぞれのメリット・デメリットをみていきましょう。
制作会社
最も一般的なのは、Shopifyのストア制作に特化した制作会社に依頼する方法です。
制作会社ですと、技術力や専門性の高い、経験豊富なプロのデザイナーや技術者がいますので、一定の品質を保障できます。
多くの場合、アフターサポートやメンテナンスサービスを提供しており、より大規模でクオリティが求められる場合に最適です!
また、プロジェクト管理に特化しているのもポイントです。
プロジェクト管理は、プロジェクトの計画、実行、監視、制御、そして終了までの一連のプロセスを指しますが、制作会社はノウハウや使い慣れたツールがあるため、効率的にプロジェクトを管理できます。
そのためクライアントの皆さまにはプロジェクトの詳細な管理に関与することなく、戦略を練ることや意思決定に専念していただけます。
一方で、制作会社によって大きく異なりますが、一般的にはフリーランスよりも人件費が発生するため、コストが高い傾向にあります。依頼する企業によっても特徴が異なるため、たくさんの企業を比較してみてください。
弊社クオーツでは、無料相談をお受けしています!
要件や予算に関してお悩みがある方は、お気軽にお問い合わせください。
フリーランス
フリーランスに依頼するという方法もあります。
制作会社と比較して、一般的に様々な要望に対して柔軟な対応を期待できるのがメリットです。また、相性の良いフリーランスに出会えれば、売り上げ向上に繋がる提案を受ける可能性もあります。費用はフリーランスによって異なりますが、通常は制作代行会社よりも低コストで済むこともあります。
ただ、フリーランスの方々は基本的に1人で仕事をこなしています。すべての工数を一人で受け持つため、遅延リスクが発生したり、大規模な制作を依頼しづらかったりするなどのデメリットがあります。
担当者が体調不良や予期せぬ事態で作業が滞った場合、大きな遅延が生じるリスクについても把握しておく必要があります。
自分・自社制作
ECサイトの制作を外部に依頼するのではなく、自社または個人でECストアを構築する方法も可能です。
メリットは外部委託の必要がないため、コストを削減できる点にあります。ただECストアの制作に必要なプログラミングなどの知識がない場合、この方法で構築するのは難しいかもしれません。
Shopifyでは、提供されているテンプレートからデザインを選択するだけでECサイトを立ち上げることもできます。基本的な機能だけを備えたストアで十分ということでしたら、自分でShopifyショップを構築・運営することをオススメします。
Shopify構築の費用相場
Shopify構築にかかる費用の一般的な相場は、30万円から数千万円です。これは、ストアの規模や必要な機能によって費用が大きく異なってきます。
個人が運営する小規模なストアや中規模のウェブサイトの場合、フリーランスに依頼することが一般的です。中規模のプロジェクトになると、経験豊富なフリーランスを見つけることが重要です。
一方、大規模なECサイトを構築する場合は、必ず制作会社に依頼することが推奨されます。
ただ個人ストアや小・中規模サイトでも、ネットショッピングをメインとして販売する場合は、制作会社に依頼することを強くオススメします。
続いて具体的な費用を紹介しますね。
制作会社の場合
制作会社を利用する場合、ほとんどのケースで費用は50万円~になります。
なかには50万円以下のものもありますが、15万円や20万円といった通常の相場よりも極端に低価格な制作会社には注意が必要です。
価格が安いからといっても、その完成品が十分な品質を持っているかどうかは別です。一度会社の実績から確認してみてください。過度に低価格で提供されるサービスはビジネスとして不安定な状態な可能性もあるため慎重になりましょう。
目標は単にストアを構築することではなく、本来の目的に沿ってストア運営を行うことです。
また、費用は案件の規模やクオリティによっても変動します。
約100万円以下:基本機能を備えたECサイト
費用を抑えながら、小規模でShopifyを構築したい場合、相場は約50万~100万円です。
通常、Shopifyのデザインテンプレートを使用することが一般的ですが、ページ数が少ない場合には、100万円前後の予算があればオリジナルデザインも可能です。
ただし、基本機能以外の追加機能が必要な場合は、この予算での制作は難しいでしょう。
このプランは、ECサイトで取り扱う商品数が少なく、受注量が少ない事業者に適しています。
約100万~500万円程度:企画立案~集客戦略を前提に構築するECサイト
企画の立案から集客戦略までを考慮し、独自のオリジナルデザインといくつかのShopifyアプリを導入して機能を追加したい場合、その費用相場は約100万円から500万円程度です。
このプランは、ページ数が多く、多様な商品を取り扱い、かつ受注量が1,000万円以上ある事業者に最適です。
本格的なEC運営を目指す事業者には、構築に当たってこの程度の費用が必要になります。
約500万~1000万円程度:フルカスタマイズ構築によるECサイト
Shopifyで大規模ECサイトの企画や独自機能の開発が含まれる場合、構築費用の相場は約500万円以上です。
Shopifyアプリでは対応できない独自機能が必要な場合、それらを新規に開発する必要があるためその分の費用がかさみます。
また大規模ECサイトを構築する場合は、「Shopify Plus」という、より機能性の高い大企業や取引量の多い事業者向けのプランを利用します。
約1000万円~:基幹システムと連携した大規模ECサイト
大規模ECサイトの構築に当たって、さらに企業の基幹システム(販売管理システムや購買管理、在庫管理システムなど)との連携が必要な場合、構築費用は1,000万円以上になることがあります。
すでに十分な利益がある状態で、今後さらに売上規模を伸ばしていきたい個人や企業が対象のモデルです。
フリーランスの場合:30万円〜
フリーランスの場合は、おおよそ30万円~が相場です。場合によっては20万円程度で構築してくれるフリーランスもいますが、実績をみてから発注しましょう。自社の商品や業界に関する知識があるかを事前にチェックするのも必要です。
相場よりも安い場合は、かならず理由があります。
まだ駆け出しで5万円、10万円でもいいから実績が欲しいフリーランスもいるので、オンラインや直接会って話してみてから決めましょう。
相性がいいと感じた場合は、そのまま業務委託として契約し、運用やカスタマイズまで依頼できます。
Shopify構築での手順や期間
構築を依頼してから本番環境への公開には、多くの場合2〜3ヶ月かかります。最短でも2週間かかりますが、短い期間で効果的なサイトを構築することは難しいでしょう。
時間をかけることが、必ずしも良いECサイトを作り出すことに直結するわけではありません。
公開までのスケジュールをしっかりと計画し、慎重に制作を進めることが重要です。
制作の手順は以下の通りです。
- 設計とプラン選択
- テーマの設定とデザイン
- 商品の登録
- 決済・送料の設定
- テストとトラブルシューティング
- 公開とマーケティング
設計とプラン選択
まずは、ECサイトの骨格部分の設計を行ってから開発に入ります。どんなデザイン・コンテンツ・機能が必要なのか、設計を練っていきます。この過程には数週間、中・大規模開発になれば3~4ヶ月かかる場合もあります。
設計部分が完成されていればいるほど、後からデザインや機能の修正を行う必要がなくなるため、自社や制作会社の担当者、フリーランスの方とミーティングを念入りに行ってください。設計がまとまったら、必要な機能の開発を行います。自社で行うのが難しい場合は、依頼先にカスタマイズをお願いしましょう。
そしてShopifyの公式ウェブサイトでアカウントを作成し、設計にそって利用プランを選択します。ここでは基本的な情報の入力やプランの比較に1日程度かかるでしょう。
テーマの設定とデザイン(1週間~数週間)
ロゴや色、テーマの選択など、ストアの基本的な設定を行います。ECサイトのデザインは商品や企業のブランドイメージを決定し、ユーザーの利便性や購入数にも影響する非常に重要な要素です。
デザインにかかる時間は、サイトの規模によって異なりますが、一般的には数週間程度です。デザインが確定すると後戻りが難しく、場合によっては追加のコストが発生する可能性があります。
見た目のデザインにこだわりつつも、ユーザーの購買意欲を高める機能的なデザインを目指しましょう。
商品の登録(数日~数週間)
次に商品の情報を登録していきましょう。主に登録する情報は、以下の通りです。
- 商品タイトル
- 商品画像
- 価格
- 在庫数
- 商品説明文
扱う商品数や種類によって期間が変わりますが、これらの商品登録は売上に直結する大切な過程になるので、間違えのないように丁寧に登録しましょう。
決済・送料の設定(数日~1週間)
Shopifyペイメントや他の決済オプションの設定を行い、送料や税金の設定を行います。
テスト(数週間)
商品を登録したら、実際にスムーズに購入できるかどうかを確認するために、テストを実施してください。 Shopifyの機能を使用して、テスト公開や決済を行うことが可能です。トラブルが発生しないように、確実にテストを行ってください。
公開とマーケティング(数週間~数ヶ月)
問題がないことを確認したら、ECサイトを正式に公開して販売を始める準備が整います。その後は、ECサイトに集客を行い、商品を販売することに注力するだけです。SEO対策や広告などを行い、効率的な集客方法を探しましょう。
弊社クオーツの制作事例
弊社クオーツでも、Shopify構築の支援を行っています。
制作会社での構築事例として、弊社での制作期間や費用、実績をご紹介いたしますね。
制作にかかる期間
制作期間としては、最短2ヶ月からお時間を頂いています。
最短2ヶ月、あるいはそれ以上と聞くと、数週間で作ってほしいという方もいらっしゃるかもしれません。しかしクライアント様の課題や方針に沿って丁寧に打ち合わせを繰り返しながら、より効果的なECサイトを構築していくためには必要不可欠な期間です。
最初の打ち合わせにて「新たな顧客層にも認知してもらいたい」「売り上げをのばしたい」など、皆さまが現時点で抱えていらっしゃるお悩みを明らかにし、クライアント様のご要望に応じて制作・調整などを行っていきます。
費用相場
費用は大きく分けて2つ、テンプレートを起用する場合と、オリジナルで作成する場合で相場がかわってきます。
既にテンプレートがある場合のECサイトの構築については、50万円〜が相場です。オリジナルテンプレートの場合ですと、150万円〜です。さらに、写真の撮影やアプリのカスタマイズなどが必要になりますと、その分の費用がプラスでかかってきます。
以下の図は、サンプルの見積書です。ぜひご参考になさってください。
またお見積りのご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください!
制作実績
制作会社での事例として、弊社の制作実績をいくつかご紹介します。
Cellato様
伏見乃 Fushimino様
toutou coco様
FIRE KIDS様
Shopify構築のコストを下げるには?
Shopifyペイメントを利用する
Shopifyの構築費用を抑える方法の1つは、Shopifyペイメントを利用することです。 Shopifyペイメントは、Shopifyが提供する独自の決済サービスであり、これを利用することで販売手数料が無料になります。また、Shopifyペイメントを使用すると、管理画面での決済情報をリアルタイムで確認できるだけでなく、購入手続きが簡略化され、カゴ落ち率の減少も期待できます。
ただし、Shopifyペイメントを選択すると他の決済サービスが使用できなくなるため、注意が必要です。
年間契約する
Shopifyの構築費用を削減する方法の2つ目は、年間契約をすることです。
実は年間契約を選択すると、月間契約と比べて金額は25%オフになるんです。例えば、一番人気のベーシックプランなら月額33米ドルですが、年間契約だと1月あたり25米ドルになります。
(出典元:Shopifyのプラン)
ただし年間契約を結ぶ場合、途中でのキャンセルはできません。売上見込みがあり、本格的なECサイトの運営を検討している場合に限り、年間契約によるコスト削減を検討してみましょう。
欲しい機能はオプション契約にする
Shopifyの構築費用を抑える方法の3つ目は、欲しい機能だけを追加することです。 プランをアップグレードすると利用可能な機能が増えますが、自社に必要のない機能も同梱される可能性があります。
Shopifyでは、必要な機能だけを追加・契約できるため、費用を最低限に抑えることができます。上位プランを無理に契約するのではなく、必要な機能だけを選択することがオススメです。
Shopify構築でよくある質問
カスタムドメインを使うには?
Shopifyの管理画面で、ドメインの設定が可能です。
カスタムドメインを使うには、Shopifyの管理画面にアクセスして、設定セクションに移動します。
そこで、「ドメイン」や「カスタムドメイン」などのオプションを見つけ、指示に従って独自のドメインを購入するか、既にあるドメインをShopifyに接続します。
売れた商品の発送について
Shopifyで売れた商品は、必ずしも自分で発送する必要はありません。外部のフルフィルメントサービス(配送サービス)と提携することで、商品の発送業務を代行してもらえます。
またShopifyは在庫管理機能を提供しており、商品の追加、在庫数の設定、在庫がなくなった際の通知などを簡単にできます。
テーマのカスタマイズはどうやるのですか?
ShopifyテーマはHTML、CSS、Liquid(Shopify専用のテンプレートエンジン)を使用してカスタマイズできます。テーマの編集はShopifyテーマエディタやコードエディタを使用します。
支払い方法はどれを選べばいいですか?
Shopifyは様々な支払いゲートウェイとの統合が可能です。PayPal、Stripe、Shopify Paymentsなどが一般的です。ビジネスのニーズによって、どれを選択するかを決めましょう。
まとめ
今回は、Shopify(ショッピファイ)の構築にかかる費用や期間、制作の流れ、そして制作会社やフリーランスに以来した場合のメリット・デメリットをご紹介しました。
Shopifyではテンプレートを提供しており、カスタマイズされたECサイトを作成できます。
ただご紹介したとおり、自力で構築するには手間と時間がかかり、また大規模になるほど工程が複雑で難しくなってくるため、制作会社やフリーランスに依頼することをおすすめします。
ECサイト構築の目的やニーズ、プロジェクトの規模に合わせて、これらの選択肢を検討していきましょう。
弊社クオーツでは、Shopifyを利用したD2Cマーケティングの新規事業開発の支援を行っております。ECサイトの制作事例も公開しておりますので、ぜひ無料相談からお問い合わせいただけますと幸いです。
ビジネスの課題を解決したい方はお気軽にご相談ください。
クオーツは、デザインの力を最大限活用しながら、課題の解決と成長の加速に貢献します。クリエイティブ・マーケティング・テクノロジーの視点から事業開発、体験の設計、システム設計などを、一貫した体制でサポートしています。
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クオーツは、デザインの力を最大限活用しながら、課題の解決と成長の加速に貢献します。クリエイティブ・マーケティング・テクノロジーの視点から事業開発、体験の設計、システム設計などを、一貫した体制でサポートしています。
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