Shopifyでは領収書や納品書の発行がカンタンにできます。しかし、Shopifyでの書類発行機能は限られており、カスタマイズするにはHTMLやCSS、Liquidなどの知識が必要です。お客さまとの信頼関係を構築するには、より詳しい書類の発行が求められる場面もあるでしょう。
「どうしたらShopifyで詳細な書類発行ができるの?」
「書類発行におすすめなアプリはどれ?」
そう悩んでいるあなたのために、
この記事では、ECサイトの運営で必要な4種類の書類やShopifyで明細書を発行する方法、書類発行におすすめのアプリを紹介します!ぜひ、無料アプリをインストールして、書類発行機能を試してみて下さい。
ECサイトの運営で必要となる4つの書類
EC(Electronic Commerce)サイトの運営において、お客さまに信頼と安心を提供するためには、さまざまな書類の発行が不可欠です。ECサイトを運営するうえで必要な書類には、納品書、請求書、明細書、および領収書があります。
納品書
納品書は、注文の商品やサービスが正常に届けられたことを証明する重要な書類です。
法的な発行義務はないものの、トラブル回避や運営の透明性のために商品と同梱して送ることが一般的です。納品書に記載すべき項目は以下の通りです
- 書類作成者の氏名または名称
- 取引年月日
- 取引内容
- 取引金額(税込)
- 書類の交付を受ける方の氏名または名称
請求書
請求書は商品やサービスの代金を顧客に請求するための書類です。この書類も、法的な発行義務はありませんが、お客さまとの金銭トラブルを避けるためにも発行しておくと良いです。
- 請求書に記載すべき項目
- 請求書作成者の氏名または名称
- 取引年月日
- 取引内容
- 取引金額(税込)
- 取引先の氏名または名称
領収書
顧客が支払いを行った証拠として使用される領収書は、購入の支払いが完了したことを確認します。お客様から発行の請求があれば発行することが義務になりますので注意が必要です。
- 領収書に記載すべき項目
- 取引先の氏名または名称
- 領収書発行者の氏名または名称
- 発行年月日
- 領収金額
- 但し書き
明細書
明細書は、お客さまが注文した商品やサービスに関する詳細情報を提供する書類です。購入品の内訳を消費税や個数等含めて正確に記載する必要があります。
Shopifyの標準機能には、明細書を発行するためのツールが組み込まれており、注文詳細のカスタム化も可能です。
- 明細書に記載すべき項目
- 書類作成者の氏名または名称
- 取引年月日
- 取引内容
- 取引金額(税込)
明細書はShopify(ショッピファイ)の標準機能で発行できる
shopifyでは、標準搭載機能として明細書の発行ができます。
テンプレートの編集にはHTML、CSS、Liquidなどを使いますので、プログラミングなしで明細書をカスタマイズしたい方は外部アプリを利用することがおすすめです。
Shopifyの標準機能を使用して、明細書を発行する手順は以下の通りです
Shopifyの管理画面にログインし、「注文管理」を選択します。
注文管理画面で、明細書を発行したい特定の注文を選択します。
選択した注文に関連する詳細情報が表示されます。この画面で「発送済みとしてマークする」オプションを探し、それをクリックします。
「印刷」メニューから「明細表を印刷する」を選択します。これにより、明細書が生成され、印刷されます。
もし明細書のデザインをカスタマイズしたい場合、配送設定画面から明細書の「編集」オプションを探し、クリックします。これにより、HTMLエディタが開き、明細書のデザインをカスタマイズできます。
Shopify(ショッピファイ)の書類発行におすすめのアプリ
Shopifyの標準機能では、明細書を発行することはできますが、納品書、請求書および領収書を発行する場合は、書類の発行に特化したアプリを活用する必要があります。
1. Quick Order Printer かんたん帳票出力 オススメ!
< https://apps.shopify.com/documents-development?locale=ja >
Quick Order Printerは、Shopifyの公式帳票発行アプリで、ECサイトの運営に必要な書類の発行を簡単に行えます。このアプリは、日本の領収書に対応しており、インボイス制度が始まったことからも、日本のECサイトは今後このアプリに切り替えていくことが予想されます。これから書類発行アプリをインストールする方はぜひこのアプリを選びましょう。
また、このアプリをインストールすると、Shopifyの注文管理画面から簡単に領収書や納品書、請求書などの帳票を出力できます。コードの編集は不要で、初心者でも利用しやすいですが、月額で9ドルの利用料がかかるため、注意しましょう。
2. Order Printer < https://apps.shopify.com/order-printer?locale=ja >
Order Printerアプリは、カスタムテンプレートを使用して注文の納品書や請求書を簡単に発行できるツールです。shopify公式の帳票発行アプリで、shopifyの管理画面から必要帳票の出力も可能です。会社のロゴを入れたり独自のフォーマットにしたりといったオリジナルの明細書や領収書を印刷することができる為、オリジナリティを演出したい方にオススメです。
注文詳細のカスタマイズやデザインに関して柔軟性があり、出力形式も多様ですが、HTMLやCSSを利用する専門的な知識が必要になるため、少し利用が難しい場合もあります。
使用料は無料です。
まとめ
ECサイトの運営において、納品書、請求書、明細書、および領収書は欠かせない書類です。これらの書類は注文処理、支払い、商品の詳細情報の提供に役立ち、お客さまからの安心や信頼感の獲得にも役立ちます。
Shopifyの標準機能では、明細書を発送することができますが、カスタマイズするにはHTMLやCSS、Liquidなどの知識が必要になります。
そこで、外部アプリを利用すると他の書類も全てプログラミングの技術なしで簡単に発行することができます。
特に、Order Printerでは会社のロゴを入れたり独自のフォーマットにしたりと、オリジナルの明細書や領収書を印刷することができるので、ファンを獲得したいストアにはオススメのアプリです。ぜひ、Shopifyの外部アプリをインストールしてオリジナルな書類を発行してみてください。
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