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目次

はじめに

Webデザインのワイヤーフレームは、Webサイトのデザインを計画する際に重要な役割を果たします。
本記事では、Webデザインのワイヤーフレームとは何か、そのメリット、作成方法、ポイント、タイムラインについて詳しく解説します。 


1. ワイヤーフレームとは?

Webデザインにおいて、ワイヤーフレームとは、Webページの構成やレイアウト、コンテンツの配置など、基本的な設計を表現するための静止画のことを指します。ワイヤーフレームは、Webデザインの初期段階において、ビジュアル的なデザインに先立ち、コンテンツの配置やユーザビリティの検討など、サイトの全体的な構成を決めるために使用されます。

ワイヤーフレームは、簡単なペーパープロトタイプから、専用のツールを用いた高精度なものまで、さまざまな種類があります。また、Webデザイナー、Web制作者、クライアントなど、関係者と共有し、意見の共有や調整作業に使用されることが一般的です。

ワイヤーフレームの作成により、Webページのレイアウトや構成を詳細に検討し、全体の設計方針を明確にすることができます。ワイヤーフレームの完成後は、ビジュアルデザインやコンテンツの細部など、より具体的な部分のデザインに進むことができます。

2. ワイヤーフレームを使用するメリット

レイアウトの確定

ワイヤーフレームを作成することで、Webページのレイアウトや構成を詳細に検討することができます。そのため、デザインの方向性を確定し、コンセプトをあらかじめ明確にすることができます。

コンテンツの配置の確認

Webページに掲載するコンテンツの配置を、ワイヤーフレームで確認することができます。これにより、ユーザビリティの面から合理的な配置を決定することができます。

ページ数の把握

ワイヤーフレームを使用することで、作成するWebページの数を把握することができます。これにより、ページ数が多い場合には、サイトマップの作成や、ナビゲーションの検討など、より詳細な設計を行うことができます。

デザインの修正の容易さ

ワイヤーフレームを使用することで、デザインの修正が容易になります。修正が必要になった場合には、ワイヤーフレームの編集を行うことで、デザインに反映させることができます。

レスポンシブデザインの対応

ワイヤーフレームは、デバイスの種類や画面サイズに応じて、レスポンシブデザインに対応することもできます。これにより、PC版だけでなく、スマートフォンやタブレットにも適したデザインを考慮することができます。


3. ワイヤーフレームの作成方法

コンセプトの決定

まず、Webページのコンセプトを決定し、その方向性に沿ったワイヤーフレームの作成を行います

必要なページ数の決定

Webサイトで必要なページ数を考慮し、それぞれのページの構成を想定して、ページごとにワイヤーフレームを作成します。

ページのレイアウトの設計

ワイヤーフレーム上に画面の要素を配置し、レイアウトを検討します。具体的には、ヘッダー、フッター、ナビゲーション、メインコンテンツ、サイドバー、フォームなどを配置します。

コンテンツの配置

ページ内に表示するコンテンツを配置し、ユーザビリティの面から合理的な配置を検討しながらデザインを進めます。

ユーザーの行動を意識した設計

ユーザーがどのように行動するかを想定し、ページ内のクリック操作やスクロールの場所などを設計します。

詳細な情報の追加

ワイヤーフレームに必要な情報を追加し、図示します。例えば、ロゴ、アイコン、ボタン、リンク、フォームの入力項目、画像の枠などを追加します。

プレゼンテーション資料として出力

完成したワイヤーフレームを共有するため、静止画として出力します。一般的には、PDF形式や画像形式のファイルを作成して、関係者と共有します

4. ワイヤーフレームのポイント

目的を明確にする

ワイヤーフレーム制作の前に、ウェブサイトの目的を明確にしましょう。サイトに必要な要素を整理し、ページの構成や配置に考慮したサイトマップを作成しましょう。

ユーザビリティを念頭に置く

Webデザインでは、ユーザビリティが重要です。ワイヤーフレーム制作では、ユーザビリティを強く意識し、サイトのナビゲーションやコンテンツのレイアウト、ユーザーが求める情報を的確に伝えるようなUIを設計するようにしましょう。

簡潔で明確なワイヤーフレームを作成する

ワイヤーフレームは、シンプルで明確に作ることが大切です。デザイン性を意識しすぎると、サイトのストラクチャーがわかりづらくなります。一方で、情報が多い場合は、サブページを作成し、必要な情報だけを盛り込むようにしましょう。

クライアントと共有する

ワイヤーフレームの制作が完了したら、クライアントと共有しましょう。早期にクライアントの意見を取り入れることで、仕様の共通認識を築くことができます。ミーティングを定期的に行い、相手の要望に沿ったデザインを作成するようにしましょう。

最新のWebデザインのトレンドに合わせる

ワイヤーフレームを作成する際に、最新のWebデザインのトレンドに合わせることが大切です。最新のトレンドに合わせたデザインを作成することで、サイトの完成度が高まり、ターゲット層に対するアピール力が高くなります。


5. タイムラインについて

ヒアリングと目的確認

クライアントとのミーティングで、ウェブサイトの目的・ターゲット層・要望などをヒアリングし、制作方針を決定します。

サイトマップの作成

サイトマップを作成し、ウェブサイトの構成を考えます。トップページからサブページまでの流れや、ナビゲーションの位置などを検討します。

ワイヤーフレームの作成

ページごとに必要な要素や機能を洗い出し、ワイヤーフレームを作成します。サイトマップに基づいて、各ページのレイアウトやコンテンツ配置などを考えます。通常、手書きで作成し、クライアントに確認してもらいます。

デザインの作成

ワイヤーフレームをもとに、ウェブサイトのデザインを作成します。色彩、フォント、ボタンのデザイン、アニメーションなどを検討し、スタイルガイドを使ってデザイン作業を進めます。

コーディングの開始

デザイン作成が終わったら、HTML / CSS / JavaScriptでコーディングを開始します。レスポンシブデザインに対応させるため、各デバイス、PC、スマートフォン、タブレットなどでの表示を考慮します。

テスト・修正

完成されたウェブサイトをテストすることが大切です。全体の動作確認、ページ遷移の確認、レスポンシブの確認をして問題があれば修正します。

納品

ウェブサイトの完成、制作物をクライアントに提供し、課題・反省点を実施すること


最後に

今回は、Webデザインのワイヤーフレームとは何か、そのメリットと作成方法、ポイント、タイムラインについてご紹介しました。
Webサイトのデザインを計画する際には、ワイヤーフレームを活用することで効率的に作業を行うことができます。また、ワイヤーフレームを使用することで、クライアントによりよく理解してもらうことができます。
ぜひワイヤーフレームを活用してみてください。

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